広島市立吉島中学校

	最新更新日：2025/10/27
	本日：233 昨日：179 総数：767133

学校教育目標「お互いの幸福のため、見通しを立てて自律的に行動できる生徒の育成」

カテゴリ

R05.04.08 入学式

令和５年４月８日

令和５年度　第４２回　

　入学式　式辞

　春の日差しもうららかな今日の良き日、令和５年度広島市立吉島中学校第４２回入学式を挙行できますことは、本校教職員一同、大きな喜びとするところであります。希望に満ちあふれ、今日を迎えた１５１名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、心より歓迎いたします。
　
　さて、新入生の皆さん、中学校の３年間は、体の成長とともに、心も大きく成長する時期であり、皆さんが大人になるための基礎を作る大切な時期でもあります。

　今そのスタートラインに立っている皆さんに、お願いをしたいことがあります。それは『ありがとう』を伝えることができる人になってほしいということです。

　『ありがとう』という言葉は、すばらしい力を持っています。人を幸せな気持ちにさせてくれます。次もがんばろうと、やる気を与えてくれます。その言葉を口にするあなたの表情は、自然と柔らかく優しい笑顔になっています。その表情が相手も笑顔にしてくれます。素直に感謝の言葉を口にすることで世の中が笑顔で満たされていく、そんな社会ってすばらしいと思いませんか。私はそんな学校にしていきたいのです。この言葉を出し惜しみせず、何気ないちょっとした出来事や、当たり前のことに対しても、自然と口癖のように出るようにするのです。

　この吉島中学校で『ありがとう』のキャッチボールを楽しみましょう。

　そうすると、人に対してだけではなく、物に対してもありがとうを伝えることだってできるようになります。短くなった鉛筆に対して、『ぼくが賢くなれたのは君のおかげだ。ありがとう』。するとえんぴつからも『こんなに短くなっても使ってくれてありがとう』と聞こえてきます。自然に対しても、『今こうして生きていられるのは、光合成で酸素をつくってくれる自然があるからだ。自然よ、ありがとう』など、無限に感謝が広がっていき、そのように思える自分っていいなと、自分をより肯定的に感じることができます。家庭や、地域でも、交わすことばの最後に『ありがとう』をつけ加え、『ありがとう名人』を共に目指していきましょう。

　
　保護者の皆様におかれましては、お子様のご入学、誠におめでとうございます。中学校の基準服に身を包み、元気に入学式を迎えたお子様の一段と成長した姿を見て、保護者の皆様は感無量のことと思います。　

　大切なお子様を今日からお預かりすることになりますが、本校の教育目標である『お互いの幸福のため、見通しを立てて、自律的に行動できる生徒の育成』に努めて参る所存でございます。

　学校と、家庭が共に補完し合って、お子様が社会に羽ばたくための基礎を培っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

　それでは、今日から始まる新入生の中学校生活が、明るく充実したものになることを心から願い、式辞といたします。

令和５年４月８日
　広島市立吉島中学校長
　　　　正林　一彦

【行事】 2023-04-08 20:29 up!