江波山の麓に位置する本校は、日頃は江波山の自然を借景に心落ち着かせていますが、昨夜からの強い風で、今朝は学校周りが落ち葉で埋め尽くされていました。
そこで、今朝は業務の先生や事務の先生方のお力を借りて、清掃を行っていたところ、低学年の女の子が、「手伝いましょうか?」と言って、ほうきを手に落ち葉を掃き始めました。なかなかできることではありません。よいと判断したことを進んで行い、みんなの役に立つことの喜びを感じる。まさしく低学年の女の子の行動がそうです。
道徳で「感謝の心」「勤労・公共の精神」などにふれることはありますが、日頃の生活の中で「道徳的実践力」につなげていく子どもがどれほどいるのだろうかと思っていたところです。
今朝方の女の子は、大休憩の時間、道徳の本を手にしていた私に歩み寄り、「これ、今朝の私と一緒なんだね。」と、つぶやきました。
学校教育全体で行われている道徳的な活動場面で子どもたちは自ら学び、実践につなげていることに、江波の子どもたちの頼もしさを感じることができました。