12月19日(水)の3,4校時に,盲導犬のユーザーである北崎美枝子さんに,盲導犬とのくらしについてお話を伺う機会がありました。
北崎さんと一緒に来校してくれたのは,盲導犬のイリアちゃんです。
お話いただいた内容は,盲導犬になるまでの過程や盲導犬の仕事ぶり,日々の生活で目の不自由な人がどのような場面で不安になるか,北崎さんがイリアちゃんと出会うまでの様子についてなどでした。
2歳のお子さんの子育て中に全盲になられ,その後必死で点字を覚えたり,白杖で歩く訓練をしたりと,私たちには想像もつかないくらいのご苦労があったに違いありません。
けれども,そんな苦労を微塵も感じさせないほどのいっぱいの笑顔と朗らかな口調で話される北崎さんに,尊敬の念を持った子どもたちでした。
また,目の不自由な人にとって,段差があるほうが歩くための手掛かりになってよいであるとか,駅のホームや横断歩道は大変に気を遣う危険な場所であるため,ホームから落ちそうになっていたり,信号が青に変わったりした際には声をかけてほしいといったお話をいただきました。
イリアちゃんに触れさせていただくチャンスも得ることができました。
「ふわふわで気持ちいい!」「かわいい!」と言いながら子どもたちはイリアちゃんをなでていました。
最後に,北崎さんへお礼の気持ちをこめて,音楽発表会で歌った「世界の子どものマーチ」を合唱しました。
このお話を機会に,目の不自由な人やあらゆる支援を必要とする人への声のかけ方や接し方について子どもたちの意識が高まっていくことと思います。