最新更新日:2024/06/26 | |
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R3.08.06 平和集会 no.2
「吉島中学校生徒会の誓い」
初めて原爆資料館を訪れた時、原子爆弾の恐ろしさを目の当たりにしました。現在、平和な世の中に生きている私たちにとって、焼け野原の広島の光景は言葉に言い表せないほど残酷でした。 今から76年前1945年8月6日午前8時15分。 広島に一発の原子爆弾が投下されました。そのたった一発で「家」「家族」「友達」「生きる希望」を奪っていきました。突然、当たり前だった暮らしが目の前から崩れさったら、どう思うでしょうか。 「悲しみ」「苦しみ」「恐怖」「怒り」「諦め」様々な感情が込み上げてくるはずです。この悲劇をもう二度と繰り 返さないために、戦争がど れほど恐ろしいものなのか平和がどれほど大切で、尊い物なのかを伝えていく義務が私たちにはあります。 そのためにも、道徳の授業や平和学習で、平和の大切さを考えることが必要です。また、被爆者の方々が話して下さった体験。これは、今の私たちだけが聞くことができる非常に貴重なものです。ここから学んだことを、次の世代につなぎ、過ちを繰り返さない世界を作っていきたいです。 7月に道徳の授業で、平和への願いを一人ひとり考えました。その中に、私たちができることがたくさんありました。 特に多かったのが、相手を尊敬し合い、思いやりの気持ちを持つことです。人によって考え方や物事の捉え方は大きく異なります。相手の考えが自分と違うからと言って、それを否定し攻撃したのでは、平和な世の中は作れません。 一人ひとりを大切にし、相手を暖かく受け入れることが大切です。差別をなくし、一人はみんなのために、みんなは一人のために行動することが平和への一歩となるはずです。 現在、新型コロナウイルスの影響により、新しい生活様式が続いています。何気ない日々が、いかに幸せで大切だと気づきました。幸いにも、 行動が大きく制限されるなかでも、学校へ行き、友達や先生と会うことが出来ています。 しかし、このような日々を戦争によって、また奪われることは絶対に避けなければなりません。平和を守るために、二度と同じ過ちを繰り返さないため私たちは誓います。被爆者の方の思いや願いを後世へ語り継ぐことを。互いを尊重し合い、思いやりの心を持って生きることを。 令和3年8月6日 広島市立吉島中学校生徒会 |
広島市立吉島中学校
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