《ごあいさつ》
　本中学校区（江波中学校区）では，『社会参加ができる人間の育成』を目標に，各校で工夫して教育実践に取り組んでいます。
　平成２１年度から「話をよく聞く」「自分の思いを伝える」「あいさつする」「時間を大切にする」「学習や生活の場をきれいにする」という５つの合言葉の実践に取り組み，子どもたちが落ち着いて学習し，学校生活を送るようになりました。
　本年度は，特に「躾の三カ条」に取り組みます。「躾の三カ条」は，子どもたちが人生を生きていく上で基盤となるもので，古より家庭教育の要として大切にされてきました。
　その一は，「進んで挨拶をする子」です。前向きな姿勢，自分から進んでやろうと積極的な心・姿勢を育んでいきたいと思います。
　その二は，「はっきり返事をする子」です。元気，やる気，素直さを育んでいきたいと思います。
　その三は，「はき物をていねいにそろえる子」です。最後までていねいにやり切ろうとする姿勢を育んでいきます。
　躾けるとは，ある行動を習慣化することです。ですから，躾は，叱りつけてできることではありません。先ず，私たち大人が模範を子どもに示し，それを子どもに言い聞かせて，やらせてみて，ほめてやることで身に付くものです。
　学校でも，こうした考えのもと，この三カ条を授業でのきまりや日々の生活目標に位置付け，年間を通して継続して指導しています。
　清掃活動では，無言清掃に取り組み，私語をせず，時間いっぱい体を動かして，自分の分担や役割をきちんと果たすよう指導しています。
　また，物を大切にする意識を育てるために清掃用具を１年間大切に使う取り組みを行い，週末にはブラシでほうきのゴミを取る指導をしています。清掃がいき届き，花いっぱい，元気なあいさつのとび交う学校をめざしています。
　学習面では，授業中は先生の話や友だちの発表を黙って聞き，ペアやグループの話し合いで，『自分の思いを伝える』ことのできる児童の育成に取り組んでいます。
　教職員が力を合わせ，舟入小学校の児童であることに誇りをもち，自尊心をもった児童に育み，学校大好きな子どもに育て，子どもたちの笑顔が増えるような取り組みを進めていこうと思います。ご支援・ご協力よろしくお願いいたします。

《校区の概況》
　本校の学区は，三角州平野である広島の南部に位置し，太田川の支流になる天満川と本川に挟まれています。固有種で有名な江波山桜が生えている江波山もすぐ近くに見え，校舎からは，瀬戸内海に浮かぶ安芸の小富士（似島）も見えます。学区の中央を南北に広島電鉄の江波線が貫き，電車やバスが短い間隔で運行され，交通の便に恵まれた所です。
　
《本校の様子》
　本校は開校８０年目を迎える児童数６３８名の中規模校です。校庭には被爆した柳の木が２本あり，今年も元気な新葉をつけ，校庭で 子どもたちの活動を見守ってくれています。校舎は古いですが，清掃のいき届いた花いっぱいの美しい学校をめざして取り組んでいきます。

《学校教育目標》
「互いに人権を尊重し，協力して実践する，心身たくましい子どもの育成」
　
《めざす子ども像》○夢や志をもち，学び続ける子
　　　・深く考え，進んで学ぶ子ども　　　・仲良く助け合う子ども
　　　・いつも元気で，やりぬく子ども

《めざす学校像》
　　　・あいさつあふれる，美しい学校　　　　　　　　　
　　　・来校者の多い，地域と交流する学校
　　　・教職員が熱意をもち，協働する学校

《本校の特徴》
　本校の子どもたちは，大変子どもらしく素直でとてもよくあいさつができます。今年度も引き続きあいさつのレベルアップをめざしています。黙って清掃する取り組みは，６年前から始めましたが，ずいぶんと子どもたちに定着し，清掃活動において自分の責任分担をきちんと果たし，黙ってしっかり時間いっぱい清掃する姿がたくさん見られるようになりました。
　本校の学区の地域の皆さんは，「おらが学校」と舟入小学校の教育活動に惜しみないご支援をくださり，支えてくださっています。
　各学年カリキュラムの中に，地域の皆さんをゲストティーチャーにお招きして教えていただく内容を位置づけ地域交流学習を進めています。

　どうぞよろしくお願いいたします。