最新更新日:2024/09/27 | |
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2月学校朝会
2月6日の学校朝会で次のような話をしました。
【学校朝会・校長の話】 明日は,地震と津波を想定した避難訓練を行います。地震・津波と言えば,約1か月前に,能登半島地震が起きました。今もなお,避難所などで,不自由な暮らしをしておられる方がたくさんいらっしゃいます。このようなときだからこそ,改めて,地震や津波が発生したらどのように行動したらよいのかしっかりと考えて,真剣に訓練に取り組んでいきましょう。 今日は,皆さんに訓練の大切さについて話します。能登半島地震が起きた翌日の1月2日には,羽田空港で飛行機の事故がありました。事故の様子をニュースの映像で見たときには,信じられない気持ちでした。乗っている方の無事を祈りながら,ただ映像を見ているしかありませんでした。随分時間が経ってから,飛行機に乗っていた379名全員が脱出に成功したと聞いて,安心したことを覚えています。これだけの事故で,全員が脱出できたことに,海外からも「羽田の奇跡」と言われ褒めたたえられています。「奇跡」とは,常識では,起こり得ない不思議な出来事のこと,人の力を超えたものという意味です。 その後,ニュース番組や新聞などの記事で,事故直後の飛行機の中の様子やキャビンアテンダントの方の対応の様子を知り,これは,決して奇跡ではないのだと思うようになりました。 事故が起きたとき,飛行機の中には,煙が充満し,窓の外には,炎が見え,乗客がざわつき始めたそうです。その中で,キャビンアテンダントは,「落ち着いてください」と乗客に呼びかけたそうです。そして,煙を吸い込まないように鼻と口を押えて低い姿勢をとるように指示したそうです。さらに飛行機の8か所の非常口の内,3か所なら安全に脱出できると判断して,そこからシューターを使って脱出させたのだそうです。シューターというのは,飛行機からの緊急脱出時に使う滑り台のような装置です。こうして,衝突してから18分で,379人全員が脱出できたそうです。 キャビンアテンダントの皆さんは,日頃から,緊急事態に備えた厳しい訓練を重ねているそうです。訓練は,緊張感をもって臨むのだそうです。飛行機に乗って離陸するとき着陸するとき必ず,緊急時の手順を頭の中で復習して万一のときでもすぐに動くことができるようにするのだそうです。 このようなことから,全員が無事に脱出できたのは,決して奇跡ではなく,日頃の訓練の成果だと考えるようになりました。 私たちは,このキャビンアテンダントの皆さんの姿から学ぶことがたくさんあります。その中でも大切なのは,緊張感をもって訓練に臨むことです。みなさんの明日の訓練の中に生かしてほしいと思います。明日,校長先生と教頭先生は,西校舎と南校舎の屋上で,それぞれ皆さんが避難してくる様子を見ています。皆さんの真剣さが伝わってくる訓練となることを期待しています。災害はいつ襲い掛かってくるか分かりません。いざというとき,日頃からの訓練で,落ち着いて行動することができるようにしていきましょう。 文化継承その生け花の作品が廊下にずらりと並んでいます。凛とした空気感が作り出されていて,下学年の子どもたちによい刺激を与えています。 「6年生すごい!」 「僕のお姉ちゃんのがあった!」 「綺麗!」 いろいろな声が聞こえてきます。6年生の作品を通して,下学年も日本の伝統文化に触れることができているように思います。 休憩時間に,生け花を前に一心に鉛筆を動かす一人の3年生の姿がありました。花が大好きなのだそうです。こんなに集中して絵をかいている姿を見ると,6年生も嬉しいのではないでしょうか。 地域の方から6年生へ。そして6年生から下学年へ。文化が継承されていることを感じます。 成長
最近,6年生の様子を見ていて,その姿に,はっとすることがあります。成長を感じるのです。今日の音楽の時間もそうでした。
「卒業コンサートのときには,感極まって泣いてしまうかもしれない。でもそのときには,みんなでカバーし合っていこう。」 という話を聞いている子どもたちの姿。心で受け止めていることが伝わってきます。 喜び
体育の時間。全身で喜びを表現する子どもたち。とても嬉しそう。見ているだけで,元気をもらえます。
ともに
今日、給食時間に校長から次のような放送をしました。
【放送】 29年前の1月17日、午前5時46分に阪神・淡路大震災が発生しました。この震災で亡くなられた方は、6434人。大きな被害を及ぼした震災です。 今朝、追悼行事が行われ、灯ろうやろうそくに火が灯され「ともに」という文字を浮かび上がらせたそうです。これは、お正月に起きた能登半島地震で、今も辛く苦しい生活を送っておられる方に寄り添う気持ちが込められているそうです。 ニュース番組で 「私たちは29年前、全国から多くの支援を受けた。今度は、自分たちが恩返しをする番。」 と言われる方の言葉を紹介していました。 五日市南小学校では、1週間後の1月24日に、地震と津波を想定した避難訓練を行います。どのような気持ちで、どのような態度で訓練に臨むのか、一人一人にしっかり考えてほしいと思います。 冬休み後集会
今朝の「冬休み後集会」において、校長から次の話をしました。
【校長の話】 児童の皆さん、おはようございます。新しい年になりました。そして、いよいよ、それぞれの学年のまとめをする時期になりました。 今年の干支は、辰です。辰は、別名、竜。竜は、天に昇る姿から、昔から縁起が良いと言われててきました。この竜を使った言葉に「画竜点睛」があります。何事も最後の仕上げが大切だという意味です。 昔、中国に有名な画家がいました。画家は、竜の絵をかきましたが、その竜には黒い睛(ひとみ)が入っていません。人々が 「なぜ、睛を入れないのですか?」 と聞くと、 「睛を入れると、この竜が飛び去ってしまうからです。」 と答えました。人々は、信用しませんでした。そこで、画家が竜に睛を入れると、雷が鳴って稲妻が光り、竜が絵を破って踊り出し、天に舞い上がっていったそうです。 このことから「画竜点睛」は、物事を立派に仕上げるための最後のまとめという意味として使われるようになったそうです。この絵を立派に仕上げるための最後のまとめは、睛を入れることだったのです。 皆さんにとって、これからは、次の学年になるための大切な時期です。「画竜点睛」。この学年の立派な仕上げができることを願っています。 さて、このお正月は、能登半島地震、羽田空港の事故など、辛いニュースが続きました。今朝の新聞には、亡くなられた方168人、安否不明者323人と書かれていました。避難されている方は、寒さの中、不自由な生活をされています。 倒れた家の下敷きになった家族を助けることができず、家の前で立ちすくんでおられる人の映像をニュースで見たときには、胸が張り裂けそうな気持ちになりました。下敷きになったお父さんと手をつなぐことができた方もおられました。しかし、助け出すことができず、お父さんの手はだんだん冷たくなっていき、最後は亡くなってしまったという話を聞き、涙が止まりませんでした。 皆さんには、まず、能登半島やその周辺の地域で、何が起きているかニュースに関心をもってほしいと思います。そして、そこで過ごしておられる人々の立場や気持ち、生活を想像してほしいと思います。「もし、自分だったら。」と考えてみましょう。その上で、自分には何ができるかしっかりと考えてほしいと思います。 あるニュース番組で、リポーターの方がこんなことを言われていました。 「どうか能登に思いを寄せてください。これは、能登だけの問題ではありません。日本全体の問題です。」 皆さんが、能登の人々のことを自分のこととして想像してみることが、能登に思いを寄せることにつながると信じています。 それでは、最後に、地震でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りして、みんなで黙とうを捧げましょう。黙とう。 祈り
新年早々、能登半島での地震・津波、羽田空港での事故と大変悲しいニュースが続きました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、1日も早い平穏を祈るばかりです。
ある報道番組での 「どうか能登に思いを馳せてほしい。これは、能登だけの問題ではない。日本全体の問題です。」 という言葉が胸に刺さりました。 ・今起きていることの事実を子どもたちに伝えること。 ・子どもたちに、辛く悲しい思いをしておられる人々に寄り添うことができる心を育てていくこと。 これが私たち教育に携わる者の責務であるように思えてなりません。 絵のかける幸せ
絵手紙・イラストクラブの指導をしていただいた地域の方から、クラブの子どもたちへ絵手紙をいただきました。
「絵のかける幸せ 大切に」 とあります。子どもたちに絵手紙をかく技術だけでなく、作品に向き合う姿勢や心まで教え、育てていただいたように思います。ありがとうございました。 歌声ポーズ!!
下校時刻になりました。一番に校舎から出てきたのは4年生。今日、木版画の学習を終えた子どもたちです。みんなお揃いのように、刷り終わった版木をランドセルにセットして下校する様子が可愛らしくて、カメラを向けました。「はい、ポーズ!」
すべての子どもに
先日、来校されたお客様に校内をご案内していたときのことです。掲示板の子どもたちの絵を見て
「どの作品もいい表情をしていますね。」 と言ってくださいました。確かに、みんな、とってもいい表情です。 作品を見ていると、子どもたちが持ち寄ったユニセフ募金の封筒に書いてあった言葉を思い起こします。 すべての子どもに、健康を。 すべての子どもに、夢を。 すべての子どもに、未来を。 すべての子どもに、笑顔を。 すべての子どもに、安心を。 すべての子どもに、自由を。 すべての子どもに、人生を。 すべての子どもに、幸せを。 世界中の子どもたちがみんな、こんな表情で生活できるようにしたいと思います。 平和学習
6年生が12月18日(月)に平和学習の一環で、本川小学校平和資料館を見学します。そこで、14日(木)と15日(金)の2日間で、私からこの平和資料館を紹介するとともに、平和への思いを伝えることにしました。
今日は、冒頭にこんなことを話しました。 本川小学校は爆心地に最も近い学校です。原爆が投下されたあの日、400人もの大切な子どもたちの命が奪われました。この本川小学校は、1年生から6年生まで平和学習を大切に積み重ねています。 私は、その本川小学校に5年間勤務しました。その間、私も平和について真剣に考えました。そんな私が、最後にたどり着いたのは、学校でしていることの全てが平和学習につながるのだということです。 私は、皆さんが5年生のときに、この五日市南小学校に転勤してきました。この五日市南小学校でも日々の生活の中に平和につながる取り組みがたくさんあります。例えば、たてわり班活動、キラリタイム、ふわふわ言葉週間、もくもく掃除などです。 なぜこうした活動が平和学習なのか、6年生の皆さんなら理解できると思います。 この話の後、本川小学校平和資料館のリーフレットを基に、資料館の紹介をしました。 たてわり班活動 その2昨年度からスタートしたたてわり班活動。昨年度の「エール7月号」を思い出します。たてわり班活動を通じて「子どもは必ず成長する」と確信したことを書きました。 今,そのときのことを懐かしく振り返っています。どうぞ昨年度の「エール7月号」をお読みください。 ↓こちらをクリックしてください。 エール(7月号) 放課後の図書室
放課後、校内を歩いていて、心がすっと落ち着く場所がありました。それは、図書室です。整頓された本棚、そして同じく整頓された机と椅子。6時間目に利用していたクラスが教室に戻るとき、元のように整頓したのでしょう。夕日に照らされた図書室に心が癒され、しばらく佇みました。
思うことクイズラリー(たてわり班活動)その7下校のとき 「校長先生!今日のたてわり班活動,とっても楽しかったよ!」 と何人も伝えてくれました。 出会った6年生に, 「今日は,リーダーの仕事お疲れさま!ありがとう。」 と伝えると,満面の笑顔でした。 クイズラリー(たてわり班活動)その6スポーツ体験会本校の子どもたちも参加しています。私も勧めていただきました。初めて体験するスポーツもあり楽しかったです。 穏やかな晴れ間が広がり、皆さん気持ちよくスポーツに親しんでおられます。 小春日和
穏やかな小春日和。
運動場の子どもたちの声まで穏やかです。 太陽の日差しが子どもたちをやわらかく包んでくれています。 ありがとうございます
学校周辺に落ちた本校の桜の葉を掃き集めていると、通りかかった地域の方から
「ありがとうございます。」 とお声がけをいただきました。当たり前のことをしているところに、思いがけなくいただいたお言葉。心洗われ、心救われる思いがいたしました。 |
広島市立五日市南小学校
住所:広島県広島市佐伯区海老園三丁目18-1 TEL:082-922-5138 |