最新更新日:2024/09/27 | |
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新しい学力観に向けての力(6年生)
中央教育審議会では、新教育課程の実施における学習の在るべき姿を「主体的・対話的で深い学び」としています。かつては、「一斉指導型の授業」が主流でした。しかしこれからは、知識を身につけることは大切にしつつも、さらに「自分はどう考えるのか」を理由や根拠を入れながら相手に伝える力が求められるようになります。
そこで山田小学校では、今年度「主体的・協働的な学び」を大切に学習を進めています。 先日の1年生の公開研究授業でも、子どもたち同士が自由に立ち歩き、自分の作品について伝え合っていました。 さて、6年生では、毎日必ず誰かと自分の考えを交流し合っています。ここで発揮されるのが、日々の「ほめ言葉のシャワー」で鍛えられている「思考力・判断力・表現力・インプロ能力」などです。「ほめ言葉」は、相手のとった行動(事実)に価値付けをします。学級の基盤や人間関係ができるにつれて、相手に自分オリジナルの答えを出そうとします。相手の極微の行動を観察し、人と重ならない表現をしようと思うようになって行きます。これが「思考力・判断力・表現力・インプロ能力」などを飛躍的に伸ばして行きます。自分が考えるだけではありません。毎日毎日担任を入れて17人の言葉を聴きながらもこれらの力を伸ばして行っているのです。 これらの積み上げがあるから、国語科や社会科などで行う討論では、根拠をはっきりとさせながら自分の意見を堂々と言うことができるようになってきていると感じています。 これらの積み上げがあるから、「自分たち」でよいと思うことはよいと判断し、行動できるようになってきています。(昨日は、「蛇口が上を向いていることが多いので、衛生面から下に下げておきましょう」という放送や「(掃除の時に)ゴミは早めに捨てに行きましょう」などの自主的放送がありました) 子どもたちが、約5か月後新しい世界に入っても、堂々と自分の考えを言えるといいなぁ、そしてその後も「自分らしい」人生を歩んで行けるとうれしいです。 (3枚目の写真は、以前紹介したあるお子さんの漢字ノートです。毎日毎日「主体的」に目標と振り返りを書いています。5月からずっと続けておられます。本当に素晴らしい力です。) |
広島市立山田小学校
住所:広島県広島市西区山田新町二丁目21-1 TEL:082-272-5726 |