広島市立牛田小学校

牛田の昆虫たち 〜マルミジンコ(甲殻類)〜

こちらも理科室の水槽にいます。前回のアオムキミジンコより小型で、横から見ると丸い形をしています。吻(ふん)と呼ばれる口先は長く、先は尖っています。マルミジンコのなかまには、半円形や楕円形のものもいます。

これまで紹介したミジンコたちは、自分の体よりさらに小さい植物プランクトンなどを食べて生活しています。そして、ミジンコたちは、水中にすむ多くの生き物の食べ物になっています。私も、動いている物しか食べない小さいヤゴを飼育するときは、ミジンコを利用しています。

東北大学の研究によると、このマルミジンコは擬死行動という死んだふりで、生存率を5倍高めているそうです。アキアカネのヤゴの行動観察を通して、擬死行動が天敵から身を守るために有効であることがわかったそうです。こんなに小さくても、逃げるだけでなく死んだふりをすることで自らの命を守り、必死に生きているのですね。



【★牛田小あれこれ】 2023-05-26 11:41 up!

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