広島市立牛田小学校

6年生 被爆体験を聴く会

 4月20日(木),川野登美子さんをお招きし,被爆体験を聴く会を行いました。

 1945年,8月6日午前8時15分,一発の原子爆弾がヒロシマの町を襲いました。
 悲劇の出来事から9年が経ってもなお,後遺症で苦しんでいた仲間のことを川野さんは紹介してくださいました。みんなで団結して勝ち取ったリレーの1位…しかし,明くる年,その友達は原爆の後遺症により,学校に来ることができなくなってしまいました。
 『友達が苦しいときには,一緒に苦しんでやろう。』当時の担任の先生の言葉です。願いもむなしく,その友達は亡くなってしまいました。
 川野さんはこう続けました。『まだ,赤ちゃんだった私には,当時の戦争のことは語れない。でも,共に過ごした仲間の大切さを語ることはできる。』
 川野さんのお話を聴いた子供たちの目には涙が浮かんでいました。真剣に話を聴く様子を見て,こらからの未来を担う子供たちが川野さんのお話を聴くことができて本当に良かったなと担任一同,心から感じました。
 
 今日からピースサミットの作文を各学級で書き始めました。川野さんの言葉ひとつひとつを胸に刻み,広島市に住む小学生の一人として,平和への思いを語ることができるよう,文章で表します。

 川野登美子さん,牛田小学校の子供たちのために,大切な時間をお使いいただき,本当にありがとうございました。


【6年生】 2023-04-21 20:20 up!

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