広島市立尾長小学校
10/31 給食時間のできごと その1(給食室)
今日は、給食時間のとある子どもたちの様子をご紹介します。
まずは、給食放送の時間。
給食委員は、5年生1名、6年生1名の2人1組で毎日、給食放送をしています。
今日は6年生が時間になっても来ませんでした。
5年生はドキドキです。口の中をからからにしながら、ひとりの放送に備えて練習をしました。
ひとりで放送を開始しましたが、始まりの音楽が終わりかけたとき、6年生は放送室にひっそり入ってきて、無事、2人で放送ができました。
放送後、遅れてきた6年生は5年生に何度も謝っていました。
5年生は快く許してあげました。
給食当番をしていて、すっかり忘れていたそうです。
「よく思い出せたね。」と聞いたところ、「同じクラスの〇〇くんが『今日、放送じゃないの?』と声をかけてくれました。」と教えてくれました。
ちょっと…いや、かなりうれしかったです。
いつも「休んだ人がいたら、代わりに誰かが放送に来てね。誰が来るのかは、自分たちで決めてね」「同じクラスで声をかけあってね」など、伝えていました。自分のことだけでなく、周りの人のことも気にかけられる人になってほしいという思いからでした。
同じクラスの〇〇くんの声かけが、見事にフォローしてくれました。
片付けのときに、〇〇くんを見かけたので、「いい仕事してくれたね!ありがとう!!」と声をかけると、
「え?なんのことですか?」と言われました。
「『放送じゃない?』って教えてあげたんでしょ?」というと、「あ、なんだ。そのことですか。」という返事でした。
どうやら、彼にとっては、当然のことだったようです。
その様子もまた、うれしく思えました。
その2に続きます。
【給食室より】 2025-10-31 21:03 up!