最新更新日:2024/04/25
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広島市立幼稚園19園の各HPは、右側のリンク「広島市立幼稚園の紹介」から御覧になれます。

「砂場って楽しいね!」(温品幼稚園)

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  7月のある日、5歳児が、大きいスコップを砂の上に立て、「ここを持っといて!」「誰か、水をもってきて!」と、アイディアを出し合い協力したり役割分担したりしながら、水をせき止めて遊んでいました。この様子を、4歳児A君が興味をもち、そばで見ていました。4歳児の担任が「スコップのダムが素敵だね!」と5歳児のアイディアに共感し、一緒に遊び始めました。すると、A君が「先生、これ貸してあげる!」と言って、自分が持っていた大きいスコップを渡してくれました。担任がA君を遊びに誘うと、他の4歳児も「入れて!」とやってきました。「いいよ!」と答える5歳児は、『自分たちの見つけた遊びを認められた!』という喜びを感じたようです。その後、5歳児は4歳児にも「どんどん水を流して!」と役割を知らせたり、「(4歳児だけで作っていた川と)つなげよう!」と考えを伝えたりする様子が見られました。また、A君が「もっと掘っていい?」「海みたいにしよう!」と自分の思いを表現する場面もありました。
 5歳児が園外保育で留守にしていたある日、A君ほか4歳児が砂場に集まり、先日5歳児が遊んでいた「スコップのダム」を再現し、「〇〇ちゃん、水もってきて!」「もっと深く掘って水をためよう!」と思いや考えを出し合う姿が見られました。
 こうした姿から、砂場遊びを通して4歳児と5歳児が互いの遊びに関心をもち、それぞれが育ちあっていることを感じました。これからも4歳児と5歳児が一緒に生活する中で、かかわり合い、高め合う場面を大切に受けとめ、子ども同士の心のつながりのある温かい仲間を育てていきたいと考えています。

写真 上  「スコップを立てたら水が止まるよ!」「スコップのダムができた!」
      とアイディアを伝え合って遊ぶ5歳児

写真 中  仲間に入れてもらい、「もっと掘ってもいい?海みたいにしよう!」
      と思いを伝える4歳児に「ダムから水を流して、あっちの川とつなげ
      よう!」と優しく受けとめる5歳児
 
写真 下  「深く掘って水をためよう!」「こっちはスコップのダムで止めて
      おくよ。」5歳児の遊びをモデルにして、4歳児だけでもイメージを
      共有しながら楽しそうに遊んでいました。

「お母さんも楽しみ!」(長束幼稚園)

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  幼稚園では、様々な草花や野菜を育て、その生長や収穫等の体験を通して、自然に触れ、心の安らぎ・豊かな感情・好奇心・思考力・表現力の基礎を培うよう取り組んでいます。
  6月半ば、さつま芋の生長を喜び収穫を楽しむために、さつま芋の苗植えを行いました。子どもたちは、「さつま芋、大好き!」「やきいもおいしいよね!」「てんぷらも好きだよ!」とおいしいさつま芋を思い浮かべて、収穫を楽しみにしていました。
  長束幼稚園のお母さんたちは、引率・手芸・託児・行事・園芸などいろいろなボランティアに参加してくださいます。
  その一つ、園芸ボランティアのお母さんたちが、「おいしい、さつま芋を育ててね!」とさつま芋を植える畑を一生懸命耕してくださいました。作業中、「かわいい虫が出てきたよ。これカブトムシの幼虫?」「違うよ!カナブンじゃない?」とお母さん自身もいろいろな驚きや発見があり、仲間のお母さんたちとおしゃべりを楽しみながら作業をされました。「お母さん、ありがとう!」と子どもたちからの声に、「さつま芋をおいしく育ててね!お母さんたちも楽しみにしているよ!」と秋の収穫への期待がふくらんでいました。

写真 上  「あそこに虫がいるよ!」
       「私、苦手!」「私に任せて!」

写真 中  「石灰をまくと、虫よけになるんだって!」

写真 下  「土がフカフカだね!」
       「お母さんたちがしてくれたんだよ」
       「フカフカお布団かけてあげようね!」


「将来の先生たちと一緒に」(長束幼稚園)

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  6月末、広島文化学園大学学芸学部こども学科の「環境」の授業の一端で、約40名ずつの学生が2日間にわたって、長束幼稚園を見学に来られました。普段から保育ボランティアとして幼稚園に来園しているお兄さんやお姉さんと仲良くしている子どもたちは、大勢の大学生を迎えて大喜び!
  授業が終わった後は、遊びタイム!
  運動会を終えたばかりの子どもたちは、早速「お兄ちゃん、一緒にリレーをしよう!」「フープできる?」「縄跳びできるようになったよ。見て!」とそれぞれ自分の得意な遊びに誘っていました。リレーに誘われたお兄さんたちは初めは照れくさそうにしていましたが、いざ走り出すと本気で走っている子どもたちに、「油断しとった!」「意外に速いなあ〜」とびっくり!!子どもたちは「足、速いね!」と褒めてもらって満足そうでした。
   このように子どもたちは、日頃から大学生と一緒に遊ぶことで親しみをもち、人見知りすることなく、進んでかかわっていくことができるようになってきています。近年は、家庭においても地域においても人間関係が希薄化し、子どもたちの人とかかわる力が弱まってきていると言われます。幼稚園において、地域の人たちと積極的にかかわる体験をもつことは、人とかかわる力を育てる上で大切です。
  これからも地域の中の大学と連携して、交流を深め豊かな体験を重ねていきたいと思います。

写真 上  「お兄さんには負けないよ!」

写真 中  「ここまでおいで!」 

写真 下  「すご〜い!お兄さんも登れるの?」 
     

とうがんってね、ふわふわなんよ。おいしいんよ!!(大町幼稚園)

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  「らんらんらん・らんらんらん・らんらんランチ ♪♪」らんらんランチのテーマソングを歌いながら、食育のつどいの始まりです。食育のつどいは、隣接している大町第二保育園の友達と一緒に毎月、行っています。らんらんらん・・のところは思わず側にいる友達や第二保育園の友達の手をとり、笑顔を合わせながら歌います。
 そんな楽しいらんらん♪ランチの日。「夏野菜に親しみをもち、友達と一緒に楽しく食べること」を願って行いました。
 食事前に、幼稚園で収穫した夏野菜やいただきものの冬瓜が、お水に「浮かぶか沈むかクイズ」タイム。毎日のプール遊びで顔を沈めることに挑戦中の年長児たちは野菜に自分を重ね合わせ応援します。なすび、オクラ、きゅうり・・・「浮かぶねえ・・」
 野菜はその場でスライスしてもらい、それぞれのテーブルで子ども達が手に取って観察します。おそるおそる触ってみる子ども、種に気付く子ども、香りをかぐ子ども・・「りんごのにおいだ。」「ん?どれどれ・・」感じ方はそれぞれですが、興味津々の表情。
  そして最後にいよいよ今日の主役「冬瓜」の登場。こんなでっかいものはきっと沈むに違いない・・・
 「浮かんだ!!」「え〜〜〜っ?」「なんでー?」
 大きいものは沈むと思っていた子どもはびっくり。重さを量ってみるとなんと2キログラム。よく知っているジャガイモ何個分かな?と比べっこもしてみました。
 冬瓜への関心がぐっと深まったところで、大町第二保育園の調理室より大きなお鍋が運びこまれてきました。そして幼稚園と第二保育園の幼児クラスの子ども達が一緒に会食です。メニューは「冬瓜汁」。鶏肉のおだしに冬瓜、しいたけ、人参、ねぎと具材もたくさん。薄味なのにうまみたっぷりのお汁にいつもの事ながら「おいしい!!」「おかわりください!」の連呼でした。冬瓜を初めて食べた子どもも多かったようですが、みんなで食事をすると食欲も倍増です。
  野菜の栽培や収穫、友達と一緒に味わう喜び、そして、いつもおいしく調理をしてくださる大町第二保育園の調理員さんに感謝の気持ちでいっぱいのらんらんランチでした。

写真 上 「冬瓜っていいます。大切においておくと冬まで食べられます。」

写真 中 「なすびより大きいね。」「顔と同じくらいだね。」「ふわふわしてる
     ね。」

写真 下 「冬瓜じゃ、あっ、しいたけも入ってる。」「ぼく、しいたけ、食べられる
     よ。」 
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広島市立基町幼稚園
住所:広島県広島市中区基町20-3
TEL:082-228-3888