最新更新日:2024/03/19
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広島市立幼稚園19園の各HPは、右側のリンク「広島市立幼稚園の紹介」から御覧になれます。

平和学習を実施しました!(基町幼稚園)

平和学習を行いました。
 平和公園内にある広島平和祈念資料館と原爆慰霊碑そして、原爆ドームは、一直線上に並び、「平和の軸線」と呼ばれています。基町幼稚園はその延長線上の位置に建てられた幼稚園です。
 27園は、それぞれ広島市教育委員会による「こどもたちの平和学習推進事業」に基づき「被爆体験を聴く会」等を開催しています。平和の軸線上に位置する幼稚園として、基町幼稚園ではヒロシマに生まれ住む子どもたちの使命として、犠牲となった同じく幼い子どもたちの声なき声を聴くために、平和教育の充実に一層努めます。

10月17日水曜日
 基町保育園年長組の皆さんと基町幼稚園の年少・年中、年長合同で平和学習を行い、被爆体験者岡野秀夫さんのお話を聞きました。
 基町在住の岡野秀夫さん(77歳)は、白島国民学校(現白島小学校)5年生(10歳)の時に被爆され、その後証言活動を行っておられます。
 被爆前の広島と被爆後の広島、いも畑になってしまった小学校の校庭、被爆直後の教室内のようす、赤々と燃える市街地を呆然と見つめる人など、岡野さんが描かれた絵を見ながら、その時の気持ちを話してくださいました。そして、原爆が落ちた次の日はすみきった青空が広がっていたとも話してくださいました。「ばからしいことでも、ばからしいと思わずにまじめに必死でやってしまうのが戦争です。原爆は戦争をしたから使われたのです。一番恐いのは戦争です。二度と戦争をしないように、小さいときからみんな仲良くしてくださいね。大きくなってやさしい人になって世界中で活躍してください」と、話されました。子どもたちはお礼に「アオギリのうた」を歌い、世界中のみんなが明るい笑顔で過ごせますようにと願いました。
 お話を聞いた後、5歳児のA君が「なんで爆弾落とすん?」と、不思議でたまらないというような表情で問いかけてきました。まさしく、人間への根源的な問いかけでした。被爆者の高齢化に伴い、直接被爆体験を聞く機会が失われていく中、こうした経験は本当にありがたいことだとしみじみ感じる会となりました。




   



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広島市立基町幼稚園
住所:広島県広島市中区基町20-3
TEL:082-228-3888