5月中旬、4歳児のころごっこ遊びで使っていた屋根やカーテンを見つけた5歳児の子供たち。「先生、とっておいたんだ！」「懐かしい！」「これはこうやって遊ぶんだよ！」とかつての遊びを振り返り、互いに知らせたり確かめたりしながら思いを表現する姿が見られました。
　そのうち、去年の5歳児がしていた「おばけ屋敷」のイメージを思い出し、早速再現し始めました。4歳児だったみんなには憧れの遊びでもあったのだと思います。
「トンネル作ろう！」
「おばけが隠れて、誰かが通るとバーって出てくるよ。」
「おばけを作ったよ。」等。次々と出てくる考えをそれぞれの方法で実現しようとする姿が見られました。
　中には、忙しく動き回っている友達をにこにこしながら見ていたり、まだ出来上がっていない「おばけ屋敷」の中に入って、「まだよ！」と言われたりする子もいました。
　降園前に、思ったことや考えたことを発表する「おはなしタイム」で、「おばけ屋敷が楽しかった人！」と問いかけると、たくさんの子供たちの手が上がります。
「道を作りました。」「おばけを作ったのが楽しかったです。」と経験を話す子供たちと一緒に、見ていた子供たちも胸を張って「おばけ屋敷が楽しかったです！」と発表します。友達の様子を見ることでたくさんのことを学んでいるのだと考えます。
　みんなで「楽しかった！」の気持ちを共有して、翌日はもっと楽しい「おばけ屋敷」になっていくことでしょう。

写真　上　　「これはこうやって遊ぶんだよ！」と４歳児のころの遊びを
　　　　　振り返りました。

写真　中　　それぞれのアイデアを次々に出しながら「おばけ屋敷」を作
　　　　　り始めました。

写真　下　　「おはなしタイム」では、作ったことや考えたこと、友達と
　　　　　力を合わせたことなどを発表し、経験を共有しました。