早いもので、１年の終わりが近づいてきています。
　山本幼稚園は恒例で、卒園する年長組の子供たちが園長室に招かれ、園長と一緒に弁当を食べ、お抹茶を飲んだり、百人一首（坊主めくり）をしたりして楽しみます。
　毎日５名ずつ当日に招待状が届くので、毎朝子供たちはどきどきわくわくしながら手紙の到着を待っているようです。招待状が届いたときの嬉しそうな顔といったらありません。
　一緒にお弁当を食べながらの、一年生への期待や大きくなったときの夢、日常のささやかな出来事など、楽しい話に花が咲き、笑い声がたえません。
　「お抹茶、苦そう。飲めるかな？」そんな不安そうな子供たちの声もありましたが、甘いお菓子と一緒にいただくと、にっこり笑顔に変わります。
　最後は百人一首で盛りあがります。「お姫さま出て！」「お坊さん出たらこわ〜い。」「やった〜！札がこんなにたくさんになった！」「負けた！くやしい！」そんなひとときを過ごしながら、卒園の日に向けて残りの日々を大切に過ごしています。

写真　上　　愛情いっぱいのお弁当を食べながら話に花が咲きました。

写真　中　　自分で抹茶を点てるのは初体験。
　　　　　　おそるおそる道具を持ちながら器用に点てていきます。
　　
写真　下　　初めて百人一首に触れる子供たちがほとんどです。
　　　　　　絵札の綺麗さにも興味津々でした。