温品幼稚園は、隣接する温品小学校と日々交流があり、子供たちは小学校のお兄さん、お姉さんの元気な挨拶や姿に憧れの気持ちをもって過ごしています。
　先日、５歳児きく組の子供たちが、地域の方や５年生と一緒に田植えをしました。始めに５年生が苗を植える様子を見せてもらいました。子供たちは興味津々で、お兄さん、お姉さんの手元をじっと見つめていました。
　地域の方には苗の持ち方を丁寧に教えていただき、「やさしく持ってね」「鉛筆とおんなじ持ち方なんだって」と友達同士で確かめ合いながら、上手に持つことができました。　ほとんどの子供が田んぼに入るのは初めての経験です。おそるおそる足を踏み入れ「わー、ぬるぬるしてる」「ぬるぬるだけど気持ちいい」「田んぼの中はあったかいよ」など、友達や先生、地域の方と顔を見合わせながら、感じたことを思い思いに言葉で表現していました。これから苗が大きくなる様子も見に行かせていただくことになっています。
　子供たちは、みんなで植えた苗の生長に期待を膨らませています。このような貴重な経験ができるのも、温品小学校をはじめ地域の方々のおかげです。地域の中で支えていただいていることに感謝して、これからも園生活の中で様々な体験ができるよう工夫していきたいと思っています。

写真上　　地域の方に苗の持ち方を教えてもらいました。

写真中　　指先にしっかり力を入れて、こんなに上手に持てました。

写真下　　まっすぐに植えられるかな。小学校のお兄さん、
　　　　お姉さんの真似をして一生懸命苗を植えました。