１月に福山の人形劇団　AOOさんの人形劇「恩おくり地蔵」を鑑賞しました。
このお話は、結成２０周年を迎えられた劇団のオリジナルストーリーです。２年前、広島でおこった土砂災害を知り、自分たちにできることは何か？と考えて、創作されたとのことです。
午前の部では、上緑井幼稚園を会場に、全園児と保護者、そして、近隣の緑井幼稚園の５歳児と一緒に鑑賞しました。緑井幼稚園の子供たちはしっかり歩いて来てくれました。午後の部では、八木幼稚園において全園児と保護者が鑑賞しました。
　〜劇のあらすじ〜
おなかをすかせた狸の親子は、お地蔵さまから、お供え物の饅頭をもらいました。慈悲深いお地蔵様から恩を受けた親子は、自分達に何ができるだろうかと考え、鉄砲水が出て困っていた村人のため、山にモミジの木を植えることにしました。
恩を受けたことへの感謝の気持ちをもち、恩をおくる。誰かのために・・。
　
参加された保護者からは、「素晴らしかった！」と感動の声が聞かれました。子供たちからも、「感動した。」「手作りで作ってあるのがすごいと思った！」「もみじの木が大きくて、きれいだった。」「映画みたいだった。」というつぶやきや感想がありました。
　広島市に甚大な被害をもたらした土砂災害。緑井、八木地区でも多くの方が亡くなられました。土砂で埋め尽くされた地域でしたが、ボランティアの方に支えられて復旧が進み、思いやりと優しい気持ちに感謝する日々でした。
あれから２年半。人形劇を通してまた、相手を思いやる優しい気持ちの大切さに気付かせて届けてくださった劇団の皆様に３園の職員一同感謝の気持ちでいっぱいになりました。
　

写真　上　　人形の動きや背景の美しさに思わず引き込まれました。親切にしてもらったことに感謝して、自分にできることを考えた狸の親子の優しい気持ちが伝わってきました。

写真　中　　最後に、劇団の方や人形たちと触れ合いました。狸さんやへびさんは大人気でした。

写真　下　　上緑幼稚園と緑井幼稚園の５歳児で、初めての交流会をしました。歌を歌ったり、一緒にふれあい遊びやドッジボールを
して交流しました。