最新更新日:2024/04/24
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広島市立幼稚園19園の各HPは、右側のリンク「広島市立幼稚園の紹介」から御覧になれます。

「平和学習 〜「馬木公民館ゆずりは会」による被爆体験を聞く会〜」(福木幼稚園)

ゆずりは会の方の紙芝居 「ひろしくんたちの疎開」
被爆体験のお話を真剣に聞く子供たち
疎開していた子供たちが登って市内に原爆が落ちた様子を見た大きなクロガネモチ
 10月13日、幼稚園から歩いて40分、馬木にある安楽寺(あんらくじ)に、被爆体験のお話を聞きに行きました。市内(舟入)から疎開してきた子供たちが、安楽寺の本堂で生活していた時の様子を「馬木公民館ゆずりは会(被爆体験継承グループ)」の方々が、手作りの大型紙芝居「ひろしくんたちの疎開」で教えてくださいました。
 このお話の中に出てくる地元の少年まもる君が、「ゆずりは会」の田中さんです。田中さんや当時疎開されていた方々の体験を基に紙芝居が作られ、「ゆずりは会」の方々が語り継いでいらっしゃいます。
 親元を離れてさみしかったこと、食べるものがなくてひもじい思いをしたこと、原爆が落ちて帰る家がなくなった子供がいたこと等、紙芝居のお話を真剣に聞いていた子供たち。平和の大切さについて、心に刻むことができました。その後本堂の畳に当時の子供たちの様にみんなで寝て、お寺の立派な天井を見せていただいたり、お話の中に出てきた大きなクロガネモチから原爆が落ちた方向を見たりしました。
 安楽寺から帰る道、稲穂やコスモスを見ながら、地域のお年寄りと挨拶を交わす子供たちの姿に、この幸せがずっと続くことを願わずにはいられませんでした。
 10月25日、市立幼稚園大運動会の日に、グリーンアリーナから平和公園まで歩いて行きます。原爆ドームを通り佐々木禎子さんの原爆の子の像に折鶴をささげ、平和の灯に手を合わせ、被爆アオギリを見る予定です。「ひろしくんたちの疎開」のお話を安楽寺で聞いたことは、子供たちにとって本当に貴重な体験であり、これからもずっと心に残ることと思います。

写真 上 ゆずりは会の方の紙芝居 「ひろしくんたちの疎開」

写真 中 被爆体験のお話を真剣に聞く子供たち

写真 下 疎開していた子供たちが登って市内に原爆が落ちた様子を
    見た大きなクロガネモチ

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広島市立基町幼稚園
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