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本校は昭和５８年４月１日に安佐中学校から分離開校し、本年度で創立３６周年を迎える伝統ある学校です。標高４１０ｍの武田山中腹に位置し、その武田山には鎌倉時代の終わり頃、安芸国の守護であった武田氏が銀山城（かなやまじょう）を築いたと伝えられ、安芸国内の中世山城としては最大級のものとして、現在も「御守岩台」・「館跡」など多くの郭が見られます。また、学校の裏手には日本でも有数の水質を誇る「大町観音水」という湧き水があり、地域の方々によって整備され、守られています。
本校学区周辺は古い町並みを大切にしながら、JR可部線、国道１８３号・５４号、アストラムラインが通り、交通の要所として、年々発展を遂げている地域です。
本校では「自主　協調　実践」を校訓とし、「自主性に富み、互いに協調し、共に実践する生徒の育成」を学校教育目標としてその実現に向けて、生徒、保護者、地域、教職員が一体となって取り組みを行なっています。
本年度は「英語指導助手(ＡＬＴ)活用研究校」の指定に加え、「道徳教育研究校」、「教育の絆プロジェクト」の指定も受けました。「ＡＬＴ活用研究校」は一昨年度から指定を受けており、本年度も引き続き、生徒の英語の活用能力の向上に努めたいと思います。また、「道徳教育研究校」では平成３１年度からの道徳科の実施に向けて、本校では一年早く、本年度、道徳科の試行を行い、道徳の評価も通知表に記載していきたいと思います。「教育の絆プロジェクト」では地域への貢献活動を行うとともに、コーディネーターの指導のもと、有償ボランティアの方に毎週１回の放課後学習会を校内で行い、生徒の学力の向上に一層努めていきたいと思います。
最後になりますが、本年度も教職員が確固たる使命感を持って、専門性を十分に発揮し、我が子であればの思いで、教職員一丸となって取り組んでいきたいと思います。
安佐南中学校はより高みを目指し、本年度のスタートを切りたいと思います。昨年度に引き続き、本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

平成３０年４月