校門にほのかに咲く桜に迎えられ、昨日より校長として赴任しました岩渕です。昨日、部活動等で登校していた生徒の皆さんと、気持ちのよいあいさつを交わすことができ、本校に赴任できたことをうれしく思いました。
　 本校は昭和５８（1983）年に安佐中学校から分離・開校し、今年で開校42年を迎えました。
　学校の背後にそびえる武田山は、鎌倉時代から戦国時代にかけて安芸国守護であった武田氏の居城があった場所で、多くの遺構が残されるとともに、学校の裏手には日本有数の水質を誇る「大町観音水」という湧き水が地域の方々により整備されているなど、歴史と自然の恵みを私たちに与えてくれています。
　また、本校周辺はJR可部線、国道183号線・54号線、アストラムラインが通るなど、広島市郊外の交通網の起点として、古い町並みを大切にしつつ、時代の変化を巧みに取り入れ、年々発展を遂げている地域です。
　本校では「自主・協調・実践」を校訓とし、「高い志と豊かな感性、学びの自立」を学校教育目標として、生徒、保護者、地域、教職員が一体となった取り組みを行っています。
　特に今年度は、生徒たちが学ぶことの意義を見つけ、学ぶことの楽しさ、他者と関わり合いながら新たな価値を生み出していくための資質・能力の育成を主目的として、授業改善に力を注いでいきたいと考えています。
　また、安心して通うことができる学校の実現のため、生徒個々の尊厳を大切にし、傾聴の姿勢を重視し、生徒の声なき声に耳を傾けることができる教職員として、我々も日々研鑽に努めていく所存であります。
　さらに学校運営協議会を中心に、地域住民や保護者等の学校運営への参画を進めるとともに、生徒たちが地域で活動したり、学習したことを披露したりするといった機会を設けることにより、地域への貢献を果たしていきたいと考えています。
　最後になりますが、教職員が学校教育目標達成という確固たる使命感を持ち、自らの専門性をさらに高め、教育活動に取り組んで参りますので、皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、学校長就任のあいさつとさせていただきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和６年４月２日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広島市立安佐南中学校長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岩渕　　満

　執行部が新年度の準備で、がんばっています。素敵です。

　部活動のため、登校している生徒です。表情です。