最新更新日:2024/04/18
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子どもに自己実現力を

余裕をもつ

 中学3年生の願書提出を間近に控え,いよいよ本格的な受験シーズンを迎えます。日々の積み重ねがものを言う学力ですが,それでも最後の一瞬まで力の限りを尽くすことは,スポーツであれ受験であれ,とても大切なことです。
 人間は横着ですから,少なくとも私などはギリギリ必要最低限の努力で最大の効果や成果が手に入らないものか,と夢のようなことばかり考えていました。
「無駄な努力はしたくない。」

 無駄な努力など,この世にはありません。力いっぱい取り組んだことは,必ず自分の身につき,力になっています。例え遠回りに見えても。だからこそ,「余裕をもって行動をしましょう。」と言われます。
 余裕をもつというのは,受動的な言い方をすると,必要最低限になること,ギリギリで行動することを避けるということです。常に必要最低限,ギリギリで行動したり,取組をしたりしていると,イレギュラーに対応できず,失敗やエラーの恐れが大きくなります。うまくいけば成功する,例えば,晴れていれば洗濯できる,交通状況が良ければ間に合う,合格のギリギリラインを狙うなど,不確定要素の大きな条件に頼って行動すると,失敗するリスクが限りなく大きくなるのです。きっと,洗濯が間に合わなかったり,遅刻したり,受験に失敗したりするのでしょう。
 余裕をもつ = ある程度想定できる事態に備える。
 決して特別なことではありません。特殊な能力でもありません。一つひとつの取組のゴールを設定し,見通しをもち,具体的な活動をイメージする。授業設計と同じです。
 子どもたちは1月の駅伝大会に向け,体育科の時間に練習を始めました。ゴールの瞬間,「力いっぱい走りきった!」と言えるように,地道な取組を重ねていってほしいと思います。

 当たり前の話でした。


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