最新更新日:2024/04/25
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4月の生活目標は『3分前入室!! 1分前着席!!』「時計を見て行動しよう!」「みんなで声をかけあおう!」『8時20分までに正門を通過しよう!!』

6月7日(火) 全校朝会

 今日は、全校朝会がありました。

 その中で、校長先生から次のようなお話がありました。

 「本年度は、少しずつ本来の日常を取り戻しつつありますね。春の大きな行事である体育祭と生徒総会を終えることができました。また、現在選手権大会が行われており、日頃の練習の成果を発揮しています。思うような結果を残せた人も残せなかった人も、今ある自分からもっとなりたい自分を目指して努力を怠らぬようにしてください。

 さて、定期試験が近づいています。まずは、人間の脳と記憶について話しておきます。わたしたちの脳は、学んでも学んでも忘れてしまう性質を持っています。
私たちの記憶は大きく分けて二つに分類できます。それは、言葉に表せる記憶と言葉に表せない記憶です。言葉に表せない記憶とは、たとえば、自転車の乗り方、ピアノの弾き方などです。一年間全く自転車に乗らなくても、ピアノを弾かなくても、やればなんとなくできてしまいます。身体で覚えるというものですね。
 一方、このたびの定期試験で問われる問題の多くは、記憶したことを使って考えて、それを文字にする必要があります。そして、自転車やピアノとは違って、本当に忘れてしまうものです。
 このことについて、エビングハウスという学者が研究し、人間は記憶したことをどのように忘れていき、それを回復するためには、どれだけの時間を要するのかを明らかにしました。文字や言葉にすることができる記憶には、短時間しか脳に残らないものと長期にわたり忘れないものがあります。
 学校で学んだことを、長期にわたり残すために必要なことを2つ言います。
 一つ目は、授業の中で「あぁ、そうだったのか!」とびっくりすることです。そのために、授業で先生の話をよく聞いて、疑問を持ったり、よく考えたりしましょう。
 二つ目は、記憶が消えてしまう前に復習することです。エビングハウスの研究によると、2回目より3回目、4回目が薄れた記憶を取り戻す時間が短縮されることがわかっています。授業が終わって、ノートをしまう前にちらっと見る。授業前にノートを見る。家に帰ってノートを見るなど、記憶を引き出したりしまったりする機会を増やすのです。
 また、学んだことを人に教える、これも記憶の引き出したり戻したりすることになるのではないでしょうか。
 早く始めた人ほど早く成果がでます。本物を目指し、実践してください。」

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