最新更新日:2024/06/12
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学校朝会(11/1)校長挨拶

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11月となり、秋も一段と深まり、鮮やかな紅葉の季節となりました。赤レンガの桜や中庭のイチョウの葉も、紅や黄色に美しく色づいています。
11月7日には「立冬」を迎えます。カレンダーでは冬の季節に入ります。「冬が立つ」と書くように、空気がぐっと冷たくなり、冬の気配を感じる時期となります。朝晩はとても寒くなってきたので、体調を崩さないように気を付けて過ごすようにしましょう。
さて、後期になり、たくさんの行事が行われています。6年生は、10月20日と21日に福岡へ修学旅行に行ってきました。いのちの旅博物館と「マリンワールド海の中道」水族館の見学、キッザニア福岡では将来やってみたい興味のある仕事の体験をしました。学校から離れて広く社会を見学し、自分の目でしっかりと実際の様子を見て、6年生は生きた学習をしてくることができました。また、6年生として矢野西小学校という大きな責任と誇りがあることを常に心した行動をとり、2日間礼儀正しく立派に過ごすことができました。旅館の人からは、お辞儀をしながら気持ちのよい挨拶をしてくれたり、感謝の思いが綴られた色紙をもらったりして嬉しかったと言っていただきました。また、それだけでなく、食事後のコントを見て、自分たちの力で旅行を楽しく盛り上げようとする姿に感動して涙が出たとも言っていただきました。挨拶や感謝する気持ち、活動をよりよいものにしようと工夫する姿勢等、普段、学校で積み重ねて頑張ってきた力を、自然と形にして表すことのできた6年生でした。
また、10月22日(土)には、子どもの思いを聞く集いと、広島市小学校陸上記録会がありました。子どもの思いを聞く集いとは、安芸区の小学校の6年生代表10名が、大人や地域に対する思いや、挨拶、平和について考えたことを発表する会です。矢野西小学校からも6年生の代表1名が、「みんなで心を一つに」という題名で、挨拶の大切さや良さについて堂々と発表することができました。
同じ日に行われた陸上記録会では、5年生1名と6年生3名が、100メートル走に出場しました。自分の持つ記録を0.1秒でも縮めようと全員が「より速く」を目標にして、最高の力を発揮することができました。
そこで、今日はその最高の「力」についてお話しします。最高の力を出すためには、2つの力が大事だと考えます。
まず、一つ目は、「出す力」です。誰でも一人ひとり、自分なりの素晴らしい力をもっています。その力は目に見えにくいですが、毎日どんどん身に付いているのです。自分の持っている力をいろいろな行事で、しっかりと出してほしいのです。発揮してほしいのです。
2つ目は、「合わせる力」です。これはわかりやすいですね。みんなで力を合わせ、協力してがんばることです。秋の絵画の作品づくりでは、1年生は「小人とひまわり」、2年生は「かみなりの国」等、各学年のテーマにそって、まとまりのある作品に仕上げることができました。また、これからの参観日に向けては、発表会をする学年があると思います。みんなで大きな声で合唱したり、調和のとれた演奏をしたりして、心を一つにして取り組んでほしいと思っています。コロナ禍で難しいこともありますが、おうちの方や地域の方たちなど多くの参観者に、みんなが一体となって「みんなで合わせる力」を示してください。
2つの力、「出す力」と「合わせる力」は、車の車輪のようなものです。1人ひとりが頑張って輝かないと、全体では見た感じがばらばらで、まとまったように見えません。また、全体がまとまっていないと、一人ひとりが光りません。
「自分が出す力」と「みんなで合わせる力」。この言葉は当たり前で、特別変わったことではありません。でも、「言(い)うは易(やす)く、行(おこな)うは難(かた)し」ということわざがあるように、口で言うのは簡単ですが、それを実行するのは大変です。並大抵ではありません。
さらに、この2つの力は、ただ単に行事の時だけに必要なのではありません。日常の授業や掃除や係活動などの学級活動にも当てはまるのです。だからこそ、大事にしたいのです。
「自分が出す力」と「みんなで合わせる力」。この2つの力を頭に置いて、学校生活を送るように心掛けてみましょう。きっと今以上に、自分自身の良さやみんなの素晴らしさが見えてきます。西っ子みなさんの力で、毎日の学校生活をさらに楽しく、充実したものにしていきましょう。

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広島市立矢野西小学校
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