最新更新日:2024/05/31 | |
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3・4年生平和学習会 7月17日(火)命の大切さや戦争や平和について考え,平和のために自分たちにできることを考えることができました。 平和学習会(1,2年生)
「被爆体験を聞くことを通して、生命の大切さや戦争や平和について考えること」を目的に、地域に住んでおられる浅野間栄子さんを講師にお招きして、お話を聞きました。
子供たちは、スライドを見ながら、浅野間さんの話の世界にどんどん引き込まれていきました。「戦争は、大事ないのちをうばうこわいもの。」「外で勉強していたなんて信じられない。」「やけどしたのは熱かっただろうな。」など、いろいろなことを感じていました。 これから、「ひろしま へいわノート」をつかって、各学級で平和学習を行います。浅野間さんに教えていただいたことを基に、さらに学習を深めていきます。 ”こどもピースサミット2018”「平和の歌声・意見発表会」
6年生の真倉 護朗くんが,広島市の小学6年生から代表の20名に選ばれ,平和についての意見発表を行いました。平和を願う強い思いが伝わってくるすばらしい発表でした。その時の発表内容をご紹介します。
「世界平和の第一歩」 ぼくの祖父は,原爆手帳を持っています。祖父は,ぼくが生まれるずっと前に亡くなっていたので,ぼくは顔を見ていません。祖母の家に父と行った時,祖父の写真を見ました。その時祖母が, 「すごい人だったんだよ。」 と,教えてくれました。それから,祖母と父が,戦争の体験をした祖父のことを教えてくれたのです。 ぼくはその話を聞いて,体がふるえてしまいました。火の海,水を求める,もはや男性か女性か分からない人たち,たくさんのがれき,黒い雨,そして 「助けて。」 と,泣きさけびながらたおれている子ども,さらに, 「うちの息子はどこ。」 と,さけぶお父さんやお母さん。ぼくは,想像するだけでなみだがあふれ,目が赤くなっていました。祖父は,そんな光景を見て,一生忘れなかったと思います。 調べてみると,他の地域でも,広島と同じように被害を受けていました。もし日本が戦争をしていなかったら,日本の人々は笑顔をなくさなかったのかもしれないと,ぼくは考えます。 ぼくが入っている合唱クラブでは,平和を願う歌も多く歌っています。そのなかでも,沖縄の方の,平和を思う気持ちをうったえる歌があります。「平和のかね」という歌です。歌のなかで,ぼくが特に好きで,心をこめてうったえたい所があります。それは, 「ぼくらの生まれたこの星に,きせきを起こしてみないか。こぶしを広げてつなぎゆく,心は一つになれるさ。平和のかねは,君のむねにひびくよ」 のところです。まさにぼくは,この歌詞の通りだと思います。こぶしを広げて,お互いが手を取り合い,平和を願う心を一つにする。日本だけでなく,地球という星にすむ全ての人々の平和を願うぼくの気持ちにぴったりの歌です。とても意味の深い歌だな,といつも感じながら歌っています。 世界では,まだ戦争や紛争が続いています。もし,また戦争が起こってしまったら,人々から笑顔が消えてしまいます。そんな,苦しい,悲しい毎日になるのは,絶対にいやです。もしこの世に戦争がなくなって,核兵器をもつ国がなくなったら,本当の意味で平和といえるのでしょうか。ぼくは,そうは思いません。本当の平和は,人々がみんな笑顔になり,国と国が手を取り合い,全ての国がつながって,協力し合える星になったとき,初めて平和だといえるのではないかと思います。 ぼくは,広島の平和を望む人,世界の平和を望む人の意思を受けつぎ,祖父が体験した被爆の事実,「平和のかね」という歌にこめられた平和への強い思いをより多くの人に伝えていきます。 みんなが心から笑顔になれる日を目ざして,ぼくは,世界平和の第一歩をふみだします。 |
広島市立幟町小学校
住所:広島県広島市中区幟町3-10 TEL:082-221-3013 |