最新更新日:2024/06/10
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令和4年度 前期終業式(10/7)校長挨拶

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みなさんおはようございます。
10月になり、涼しくさわやかな風が吹くようになりました。本格的な秋の訪れを感じるようになり、秋見つけの学習をしている学年もあるかと思います。校長先生も、先週、中庭を散策し秋を探してみました。まず見つけたのは、真っ赤な彼岸花。彼岸花は9月の下旬頃までに咲く美しい花ですが、たった1輪だけひまわり学級前の花壇に咲いていました。彼岸花は、花が咲いている時に葉っぱがないのが特徴です。また、彼岸花には毒がありますが、田んぼや墓地を荒らすモグラやネズミから農作物やご先祖様を守るために、田んぼのあぜ道や墓地に植えたとされています。次に見つけたのは、蒲の穂。これもたった一つだけ残っていました。蒲の穂と呼ばれている部分は、実は花で、茶色でソーセージに似た形をしています。その横には、蒲の穂が爆発して白い綿毛が飛び出し種を飛ばしたものもありました。美しい蒲は生け花に使われることが多いですが、昔は、蒲の葉っぱを編んで、丸い座蒲団にしていたそうです。 
このように、日々の生活の中でふと立ち止まってみてみると、自然の中には花や草木等、美しいものがたくさんあることに気付きます。「美しいものを美しいと思える あなたの心が美しい」(相田みつを)という言葉がありますが、皆さんには、ぜひ美しいものを味わい、自分の中の美しい心も大きくふくらませてほしいなと思っています。
さて、今日は令和4年度前期の終業式です。
今年度4月の新しい学年が始まった始業式の日。校長先生は皆さんに、あいさつの「あ」、思いやりの「お」、一生懸命の「い」、「あおい」を合言葉に、1年間がんばっていきましょうとお願いをしました。1つ目の挨拶ですが、「あ」い手の顔を見て、「い」つでも、「さ」きに、「つ」づけて毎日挨拶ができる人が増えてきました。中には、一度立ち止まって会釈をしてくれる人もいて、とてもすがすがしい気持ちになります。これからも、心のこもった挨拶を続けてほしいと思っています。
2つ目の「思いやり」については、地域の方から聞いたお話をします。ニュータウン公園で草抜きをされていた地域の方が、草木の根っこをなかなか抜くことができずに困っていた時、5年生の男の子たちが作業を手伝ってくれたという嬉しいお話でした。5年生の男の子たちは、自分にできることはないかと地域の方に声をかけ、気持ちよく手伝ってくれたそうです。「思いやり」とは、相手の立場になって、どうすることが一番いいのかをよく考えて、行動することです。校長先生は、そんな「思いやり」のある人に出会うと、その人がとても美しく見えて「かっこいい」人だなと思います。思いやりのある素敵な行動を、もっともっと増やしていけるといいですね。
3つ目の「一生懸命」は、6年生の草抜き活動を紹介します。夏休み中の親子清掃が中止となったため、6年生はグラウンドにたくさん生えた草抜きを任されました。楽しい作業にするために「草抜き選手権」と活動に名前を付け、班ごとで抜いた草の重さを競争し、草抜きチャンピオンを決めたそうです。重さ比べは、理科で学習した「てこ」の道具を利用して行いました。始めは面倒だなと思った人もいたそうですが、工夫した活動にすることで「一生懸命」グラウンドをきれいにすることができました。「一生懸命」には、自分の一生をかけて頑張るという意味があります。しかし、もともとは「一所懸命」という言葉から生まれました。この「一所懸命」という言葉には、「何事も一点に集中して頑張れば、どんなことだってできる」という意味があります。先ほどの6年生は、まさに「一生懸命」であり、さらに「一所懸命」に働いてくれた人です。このように自分のことだけでなく、自分や自分たち以外の人、その他のもののために「一生懸命」に、自分の力を一転に集中させて「一所懸命」に物事に取り組む西っ子の姿を、これからもたくさん見られることを期待しています。
来週の火曜日からは、後期が始まります。矢野西小学校のみんなが、後期も更に成長していけることを期待して、令和4年度前期を終業とします。後期も一緒にがんばりましょう。

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