最新更新日:2024/06/07
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 PEACE ORIZURU SCHOOL HIROSHIMA NOBORI 「原爆の子の像」のモデル佐々木禎子さんの母校

O君の訴え

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 今週の火曜日の朝、O君が「校長先生、大休憩に時間をとっていただけますか。」と言ってきました。O君は、話す相手と内容によってきちんと言い方を変えることができる子どもです。きっと真剣な話だろうと思い、時間を確保しようと思いましたが、その日は1日出張で時間をとることができませんでした。水曜日は、全国学力・学習状況調査があり、大休憩には解答が校長室に帰ってくるので時間をとることができませんでした。木曜日も午前中出張でしたのでだめでした。
 そして、やっと今日話を聞くことができました。O君の訴えは、学級によってテニスボールがあるところとないところがあるのは不公平だ。僕たちは手打ち野球をするのが大好きなんです。ぜひ、どのクラスにもテニスボールを配ってくださいというものでした。この話は、保健主事の先生にもお願いしているとのことでした。丁寧な言葉遣いで、自分や学級の友だちの願いをしっかりと伝えました。私にまで話をもってくるということは、何としても学級にテニスボールが欲しいという強い願いがあるからです。
 その後、保健主事にその話をすると、学級にテニスボールは配っていない。使っている学級は担任が与えたのではないかと言うことでした。それは良くないので、学校として各学級に一つずつ配ることにしました。O君の一生懸命な訴えが通じました。

ありがたいOBがたくさんおられます

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 本校は、今年の1月7日に創立140年を迎えました。そのことをご存じだったか、どなたからお聞きになったのか分かりませんが、本校卒業生の方から、創立当時に流通していたお金が届きました。そのほかにも、昭和20年頃の物資の乏しい時代のお金(紙幣と硬貨)も同封されていました。
 お金と一緒に同封されていたメモには、「幟町小学校創立当時の貨幣と、昭和20年頃の貨幣が入っています。いろいろとご活用ください。寄付します。」と書いてありました。中を見ると、各年代毎にビニルシートに入れてあり、それぞれにメモ書きがしてありました。「明治5年頃は、まだ江戸時代の貨幣が使用されていた。」「戦争中の紙幣。末期の頃は紙不足で小型化している。紙質も悪い。」「昭和20年頃の硬貨。物資が不足して小型化している。アルミ、錫、黄銅などを使用している。」等々。
 ケースを購入して展示し、多くの児童に見せたいと思います。また、社会科や生活科の学習にも役立ちそうです。幟町小学校のことを思ってくださる多くの方々に感謝します。

全国学力・学習状況調査

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 今日は、全国の小学校6年生が「全国学力・学習状況調査」を行いました。おそらくニュースでも取り上げたのではないでしょうか。本校は欠席者もなく全員が参加することができました。校長としては、今後発表される通過率が気になるところではありますが、その数字だけに一喜一憂することなく、莫大な予算をかけて行われるこの調査を、いかに本校の教育に役立てるかを考えなければなりません。
 先日、ある先輩校長先生から貴重なお話をお聞きしました。全国学力・学習状況調査の結果を、どのように生かすかという具体的方策を校長として持っているかが大事だというお話でした。私は今年度は、標準偏差から読みとれる本校児童の学力のばらつきを丁寧に見て、どこに焦点を当てた指導が有効か、指導法の工夫改善に結びつけたいと思います。
 6年生児童の邪魔にならないように、国語B問題をやっているときに様子を見に行きました。みんな集中して一生懸命問題に取り組んでいました。今もっている力をしっかり発揮して課題に取り組むという、一番大切なことができていたので安心して校長室に戻りました。
 

掲示物は語る

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 昨日は、1日出張だったために日記を更新することができませんでしたので、まず、昨日分から書きます。どの学校でも、校長先生はできるだけ校内を回っておられると思います。私も、時間があればできるだけ校内を回るようにしています。
 学習している児童の様子、教えている先生の様子、掲示物の確認・点検、掃除のでき具合、整理整頓、危険箇所はないか点検等々、見るべきところはたくさんあります。そして、気付いたことは直接先生に言ったり、教頭先生や主幹先生に言ったりします。
 掲示物の中で、児童の作品を見るときは、作品の中に込められた児童の思いをくみ取るような見方を心がけています。最後まで一生懸命制作に取り組んだ作品は、訴えてくるものがあります。そのような作品がたくさん掲示してある掲示板の前では、思わず笑みがこぼれます。
 また、掲示物を見るときには、掲示の仕方も見ます。先生たちがどれぐらい子どもたちの作品を大事にしているかが分かります。まっすぐ掲示することは基本中の基本です。ゆがんでいたり、押しピンがとれていたりしてはだめです。ましてや作品の角が折れ曲がったり破れたりしているのはもってのほかです。
 児童が一生懸命つくった作品を、心を込めて掲示してこそ「思いやりの心」は育つのです。

初めての縦割り活動

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 今日の児童朝会は、今年度最初の縦割り班活動でした。2年生から6年生までが24の縦割り班に編成されます。1つの班がだいたい20人ぐらいになります。今日は1年生が入っていないので、17人ぐらいでした。
 今日は初めてということもあり、名前を覚えようという活動でした。班毎に丸くなって、学年と組を言ってボールを隣の人に渡します。BGMが途切れたときボールを持っていた人は、好きな食べ物とか好きな動物とかを付け加えます。
 わずか5分間の活動でしたが、多くの人の名前を覚えることができました。次の縦割り班活動は、5月2日の1年生を迎える会です。このときは、1年生の名前を班の人みんなが覚えます。その1年生が入ってくる前に、2〜6年生がお互いに名前を覚えていたら素敵です。

当たり前を積み重ねて特別になる(その2)

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 今、校内を回って校長室に帰ってきたところです。各教室を見て回っていると、児童がいない教室があります。音楽や家庭科や体育や理科は、教室以外の場所で学習することが多い教科です。そのときの教室がどうなっているかが大事なのです。当たり前に机といすが揃っているか、当たり前に次の授業の準備ができているかを見ることが出来ます。当たり前ができていると、私は黒板に「机といすがきちんとそろっています。すばらしいです。」などと書いて花丸をつけ、「セ川」とサインします。
 こうすることで、子どもたちには達成感と満足感を与え、次もがんばろうという気持ちにさせることができます。もしできていなかった児童がいれば、次はがんばろうと思わせることができます。さらに、先生たちにも大切なことを意識してもらうことができます。
 誰もいない教室は、大切なことを確認するために、とても重要なのです。今日の中学年の教室はとても立派でした。

家庭訪問が始まりました

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 今年度の家庭訪問が今日から始まりました。数日前から、担任の先生たちは幟町近辺の地図をひろげて、各家庭の位置を確かめていました。時間を有効に使うために、どのような順番で回ると効率的かと頭をひねっていました。
 家庭訪問の目的は、児童の家の位置を知ること、通学路を確かめること、そして何より担任と保護者がお互いの思いを伝えあって、理解を深めることにあります。家庭訪問を通してお互いの信頼感が高まり、児童を中心に据えた教育活動が展開していくことを願っています。
(昨日、出張のため日記が更新できませんでしたので、今日、二日分書きました。)

当たり前を積み重ねて特別になる(その1)

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 私の学校経営のモットーの一つが、「当たり前を積み重ねて特別になる」というものです。難しいことができるにこしたことはありませんが、まず大切なのは、簡単なことがきちんとできるということなのです。
 本校で大切にしたい当たり前の一つに、靴をそろえるというのがあります。靴をそろえるのに難しい技術は必要ありません。ましてや難しい計算をする必要もありません。脱いだ靴を手に持って決められた場所に入れるだけです。
 ここで大切なことは、両手を添えてそろえるということです。靴をそろえるとき両手を添えるという行為には、きちんとそろえて入れたいという意思があります。当たり前のことを当たり前に行うために大事なのは、この意思なのです。私は毎日靴箱にいって、この意思を確認しています。

気温に比例する外遊びの人数

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 今日は、春らしい爽やかなお天気でした。この季節は、気温に比例して外遊びの人数が増減します。寒かった冬には縮こまっていた体も、暖かくなると心も体もほぐれ活発になるようです。
 今日の陽気に、子どもたちは元気いっぱい外遊びを堪能しました。高学年の男の子は運動場の真ん中を使ってサッカーをしていました。運動場のネットをバックネット代わりにして手打ち野球をしているのは中学年の男の子たちです。1回1回のプレーでもめて、しばしば中断しますが、それでも何とか続いています。自分たちでルールを決め、判定して(ここでのもめごとが一番多いのですが)、遊びを通して人間関係を形成していきます。ここは大人が口を出してはいけないところです。もうしばらくするとリーダーが出てくるのかなと思いながら眺めていました。
 ブランコに目をやると、95%が女の子たちです。4つのブランコに2〜30人はいたでしょうか。1つのブランコに7,8人では、なかなか自分の番が回ってきません。ここでもルールが必要になります。だれがどのようなルールを提案するのでしょうか。ストップウォッチで時間を計るのも味気ないし、何往復で交代というのもさえません。きっと素敵なルールがあるのでしょう。今度聞いてみたいと思います。
 何はともあれ、休憩時間に子どもたちが遊んでいるのを眺めるのが大好きな時間の一つです。

1年生の初体験

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 1年生にとっては、小学校で体験することはほとんどが初体験だと思うのですが、今日は、初めての給食と、初めての避難訓練を経験しました。
 10時10分からは、給食室から出火した想定で避難訓練を行いました。先生に先導されて、運動場に2列で避難してきました。避難しているときに転ばないようにと心配しましたが、とてもスムーズにできました。集まってから話を聞く態度も立派でした。
 4時間目が終わったら、楽しみにしていた?心配していた?給食の時間になりました。6年生のお兄さんやお姉さんが配膳してくれる間、とても行儀良く待つことができました。今日の献立は、「もぶりご飯」といって広島県の郷土食です。ちりめんいりこをベースに、焼きちくわ、凍り豆腐、つきこんにゃく、にんじん、ごぼう、干ししいたけ、さやいんげんを細かく切り、しょうゆ、砂糖、みりん、だし汁で味付けしたもので、麦ご飯に混ぜて食べます。みんな上手に混ぜて食べていました。
 「おいしいですか。」「しっかり食べて元気になろうね。」などと話しかけながら、机の間を回っていると、ある男の子が、「校長先生、避難訓練の時、話が長かったよ。」と言いました。私は、簡潔に話したつもりでしたが、初体験の1年生にとっては長かったのかと思いました。思わぬ反応に、担任の先生と大笑いしました。

街中のオアシス

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 本校は、広島市の中心部にありながら、運動場も広いし、樹木もたくさんあります。本校の東側と南側は2重3重の垣根になっており、数日前からツツジが咲き始めました。正月からは、山茶花・椿、梅、杏、桜と一月ごとに主役が交代してきました。これから5月にかけての主役はツツジです。
 そんな中にあって、目立ちませんが気が付いてよく見ると、とっても可憐な花をつけている木があります。マメつげと共に植え込みとして庭園の外側に植えてある木が、いつの間にか白くなっています。近づいてみるとスズランのような白い可憐な花をたくさんつけています。今日は、少し強い風に揺られて、小さなベルが振られているようにも見えました。
 残念ながら、私には名前が分かりません。名前が分からなくても、毎日その花を見るのが楽しみです。本校は、街中のオアシスだと思っています。

教師の本気度

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 本校の取組の一つに「もくもく掃除」というのがあります。もくもくと黙ってやることが目的ではなく、無駄なことはしゃべらずに集中して掃除をすることによって、学校をきれいにするというのが目的です。「もくもく」は手段です。
 年度の初めの今、先生達は様々な取組に対して、子どもたちとの合意形成を行っています。掃除は何のためにするのか?そのためにはどういう態度で行うのがよいのか?適切な人数は?よりよい方法は?正しい掃除の仕方は?などなど、細かく指導を行っています。その中でも特に6年生の先生方が必死なのです。「6年生は学校の顔だ。その6年生がいい加減な掃除を行っていては、低学年に示しがつかない。責任感をもって仕事をやり遂げることで、よりレベルの高い満足感を味わって欲しい。」という思いで指導を行っています。その指導は口だけではなく、一緒に行うことで効果をあげています。
 先日、職員室の隣のトイレにクラス全員の児童を集めて、細かく指導をしていました。その日の掃除時間に、様子を覗いてみるともくもくと丁寧に掃除をしています。先生も一緒に便器の雑巾がけを行っていました。ありがたいことです。先生の本気度をひしひしと感じました。校長としては、この機を逃さず先生の評価をしなければなりません。感謝の言葉を伝えなければなりません。「6年生の先生方、ありがとうございます。」
 私は、この日記を書きながら、私が通った中学校の校訓を思い出しました。3つあった内の一つに、「師弟同行の風」というのがありました。正にこれを実行してくれています。

筆箱の中

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 子どもたちの持ち物が気になっていました。特に筆箱の中身が気になっていました。筒状の筆入れがぱんぱんにふくれて、必要のない筆記用具やグッズがたくさん入っているのです。学習に必要のないものをもっていると、どうしても集中力がそがれます。決してその子のプラスになりません。学習に集中させたいと思い、昨年度から鉛筆がそろえられる箱形の筆箱にするよう指導していました。中身も必要最低限のものにそろえるよう指導していました。しかし、なかなか効果が上がりませんでした。
 そこで、この度4月8日付で保護者にプリントを出し、協力をお願いしました。すると、6年生のあるクラスでは、全員中身が揃ったという報告を受けました。筆箱はまだ全員が箱形にはなっていないようですが、4月中には揃うのではないかと思います。理解してくれた子どもたちと、ご協力いただいた保護者に感謝致します。
 筆箱の中身ですが、鉛筆はB・2B以上のものを4〜6本、赤(青)鉛筆1本、ものさし1本、消しゴム(白いもの)一つ、名前ペン1本です。490名の児童全員が持ち物を揃え、学習に集中する環境をつくっていきたいと思います。持ち物はその第一歩です。

初めてのハイタッチ

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 今日から正門で、登校してくる子どもたちとハイタッチをしながら、あいさつを始めました。
 昨日の入学式で、「校長先生は、明日から正門で待っていますよ。そして、ハイタッチをしながら『おはようございます』と元気よくあいさつをしましょう。」と伝えておきましたので、1年生の児童も比較的スムーズにハイタッチができました。1学年進級した児童のハイタッチの強さから、子どもたちの新学年にかける意欲が伝わってきました。一瞬の出来事ですが、子どもたちの体調や心理状況を読みとって、心配なことがあれば担任に伝えたいと思います。
 その後、9時30分頃から1年生の学級毎の記念写真撮影がありました。一人の欠席者もなく、とてもスムーズに撮影が終わりました。カメラマンさんも、「このようにスムーズに終わるのはめずらしいですね。」とおっしゃっていました。

平成25年度のスタートです

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 平成25年4月8日(月)今日、77名の新1年生が入学しました。男子39名、女子38名です。
 入学式に先立って、8時45分から就任式を行いました。今年度新たに8名の先生がお越しくださいました。新鮮な感性で、本校に新たな風を吹いてくださることを期待しています。新任者を代表して、教頭先生が4月3日に登校して働いてくれた新6年生をしっかりと褒めてくださいました。教頭先生がおっしゃったように6年生は学校の顔です。どんな顔を見せてくれるか、1年間の成長が楽しみです。
 続いて、前期始業式を行いました。私は、職員室にかけてある学校教育目標の額を子どもたちに見せながら、「思いやり」について話しました。私の話を真剣に聞くその聞き方が思いやりの第一歩だという話をしました。私は、本校の子どもたちの前で話すことが大好きです。
 10時30分から入学式が始まりました。今年の1年生はなかなか落ち着いていました。真ん中にいる女の子が、私の話にとてもよく反応してくれました。新1年生に乗せられて、とても気持ちよく話すことができました。明日から、正門でハイタッチと挨拶を交わすのが楽しみです。毎年新たな出会いがあるこの職業に就いて良かったなと思う瞬間です。
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広島市立幟町小学校
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