9月 学校だより「西風」

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「実り」の秋、「一所懸命」と「あきらめない心」を携えて


新聞にこんな記事がありました。

三原市のあるお好み焼き店の店主(71) は、
西日本豪雨災害による断水で
店を開くことができないと打ちひしがれていた。

しかし、被災から1週間で店を開けた。
そっと背中を押してくれた。

全国の仲間から届いた水と優しさが…。

道路は寸断され、スーパーの商品が消える。
ペットボトルも一人1本しか買えない。
実家の母親のこともあり、自分がしっかりしなくてはと思えば思うほど
動けなくなり、怖さと不安で夜も眠れなくなった。

そんなとき、長女がSNSで被災地の状況や水も食料も足りないことを投稿。

すると仲間が水や物資を持って、遠方からも来てくれたという。
被災から3日後の7月9日。
兵庫県の男性が自分で持てるだけの水を抱え、
4時間かけて来てくれた。
夜だったので男性は外に水を置いて帰ろうとした。

店主が人の気配に気づき外へ飛び出した。

とたん泣いてしまったという。

店の前には汗だくの男性が立っていた。
指先はレジ袋が食い込んで真っ赤だった。

それだけじゃない。
多くの応援メッセージを何度も何度も読み返した。
悲し涙はうれし涙に変わった。

店主は鉄板に火を入れ、
お好み焼きと焼きそばを数十人分こしらえ、
近所の高齢者に配って回った。

「久しぶりに温かいものが食べられた」という
笑顔に元気をもらった。

新聞に「復旧」の言葉を見つけるたびに
少しほっとする自分がいます。
西日本豪雨災害から2ヶ月が経とうとしています。
被災された方々の生活を希望の持てるように
自分たちにできる「支援」という行動を継続していきましょう。


さて、「実り」の秋。
どうぞ自分をしっかり表現してください。
自分の考えや気持ちを言葉にして、行動にして伝えてください。
日々の体育祭の練習でしっかり伝え、伝わっていますか。
日々の授業の中で伝えようとしていますか。
そして、「仲間のために」「仲間とともに」行動していますか。

11年目の大塚中の「実り」。

実りに必要なものは「一所懸命」と「あきらめない心」です。
仲間のために一所懸命になること、
仲間とともにあきらめない心を持って行動することが
仲間の背中をそっと押します。

それが大塚中の体育祭。

仲間とのつながりを感じることができる体育祭。

あなたの成長を大塚中の歴史にしっかりと刻んでください。

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広島市立大塚中学校
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