広島市立似島中学校

令和2年8月4日(火)平和学習

広島平和記念資料館でピースボランティアの活動をされており、被爆体験伝承者でもある辻靖司さんを講師にお招きして、全学年で平和学習を行いました。

始めに、原子爆弾とは何か、くわしく話をして下さいました。
アメリカが核開発を行い、太平洋戦争で広島と長崎に使用するに至った過程について、広島に投下されたリトルボーイの原寸大のボードや、起爆装置のレプリカを使い、分かりやすく説明して頂きました。

次に、原子爆弾によって起きた被害について教えて下さいました。
高熱で溶けた瓦を触ったり、はだしのゲンの作者の体験録を用意して下さいました。
鉄が溶ける温度を超えた熱線や、遠く離れた呉の方まで届いた爆風による直接的な被害に加えて、放射線による急性障害も含めて、その年のうちに14万人もの人が亡くなったこと。そして、生き残った方が今もケロイドや癌の後障害に苦しんでいることを教えて下さいました。
そして、東北地方の天気予報でいまだに放射線量が予報されているように、放射能の影響は、かなりの広範囲に広がり長期間残る事を教えて頂きました。

そして、核兵器のない未来を目指す、世界的な取り組みについて教えて下さいました。
核兵器の生産や拡散を禁止する条約や、核兵器の所持を禁止する条約など、普段なら高校生を対象に話す専門的な内容だそうです。ここまでの話を、中学生がしっかり理解して聞いてくれているので、さらに深いことまで興味を持ってほしいということで、お話をして下さいました。

広島では毎年平和記念式典を行い、学校でも平和教育に取り組んでいますが、全国では、原爆投下の日を知らない人が増えているそうです。
話の最後に辻さんは、今日聞いた話を家族など身近な人に話して広げてほしい、と話されました。
今日の講演を聞いてひとりひとりが感じたことを、どんどん繋いでいきましょう。


【似中あれこれ】 2020-08-04 14:17 up!

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