広島市立楽々園小学校

4年生 道徳公開研究会 ふりだした雨

 11月29日(木)に,4年2組で,道徳の公開研究会を行いました。校外からたくさんの先生方に来ていただき,子どもたちが活発に意見を交わす様子を見ていただきました。「降り出した雨」という教材を基に,「善悪の判断」について考えました。教材の概要は以下の通りです。

 きよし,まさる,よしおの仲良し三人組は,いつもそろって飼育当番をしている。ある日,雨が降り出しそうになっていたため,急いで学校を出ると,にわとり小屋の掃除を忘れていることに気付く。

 まさるとよしおは明日でいい,というものの,きよしはどうしても気になり,最後には学校に戻る。散らかったにわとり小屋を掃除してきよしが感じたことは・・・。

 授業では,最初に,係活動や当番活動をしているときの気持ちについて子どもに聞きました。子どもからは,「めんどくさいこともある」など,素直な気持ちが出ました。その後,自分がきよしと同じ立場だったら,「学校に戻るか・家に帰るか」理由と共に考えました。

 子どもたちからは,「学校に戻らないとにわとりが死んでしまうけど,めんどくさい気持ちもある」,「自分の責任だから帰らないといけないのは分かるけど,先生がやってくれるかもしれないし・・」など,すぐには決められず,迷う気持ちもたくさん出ました。

 意見を出し合った後,迷う気持ちがある中で,最後ににわとり小屋に戻って掃除をしたとき,きよしはどんな気持ちになったかを考えました。子どもからは,「迷ったけど,やっぱり戻って気持ちがすっきりした」「自分の責任を果たしてよかった」など,正しいことをした後の爽快感や達成感について,多面的な意見が出ました。

 最後に,今日のきよしと日頃の自分を重ね合わせて振り返りをしました。この授業を通して,子どもたちが「正しいと信じたことを自信をもって行う」ことについて考えてもらえたらと思います。

 また,教育長を始め,教育委員会議委員等9名が視察に来られました。子どもたちが多様な意見を言い合える姿に感心しておられました。


【本校の研究推進】 2018-12-03 14:44 up!

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