広島市立楽々園小学校

6年 「オリンピックのくれたもの」

 6年生の道徳科で,「オリンピックのくれたもの」という授業をしました。概要は以下の通りです。

 平成10年,長野県に住むタカコさんは,オリンピックでボランティアを募集するというニュースを目にし,応募した。内容は,英語での案内ボランティア。やると決めたからには,と,タカコさんはそれから必死に英語を勉強した。

 いよいよボランティア当日。やる気を胸に初仕事に向かうが,いざいろいろ聞かれると,練習した英語では十分に対応できない。しかし,この町のことは自分しか説明できない。タカコさんは身振り手振りも使いつつ,一生懸命仕事を続け,最後までやり切ることができた・・・。

 授業では,準備していたことでは上手くいかなかったタカコさんの気持ちにしっかりと共感させつつも,最後までボランティアをやり通したタカコさんが得たものは何か,考えました。

 子どもからは,「他国の人に話しかける勇気」,「自分から困っている人に話しかける大切さ」,「人のために尽くす力」など,様々な視点での考えが出ました。振り返りでは,「最初は,ボランティアはお金がもらえないからしたくはないと思っていたけど,勇気も自信も得られることがあるんだと思った」,「やってあげた人からは,最高の笑顔や言葉がもらえる」などの意見が出ました。また,普段お世話になっている防犯パトロール隊の方々への感謝の気持ちもたくさん出てきました。

 今回の授業を基に,「ボランティア」の活動の役割や,公共のために何かしよう,という気持ちを少しでももってもらえたらと思います。


【本校の研究推進】 2018-11-13 17:35 up!

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