広島市立楽々園小学校

4年 「本当に好きなことは」

 4年生の道徳科で,「本当に好きなことは」という授業を行いました。概要は以下の通りです。

 「明日のジョー」などの作品で有名な,漫画家,ちばてつやさん。小さいころは,弟たちのために,手作りの絵本を作ってあげていた。

 小学校に進級したちばさんは,友達に『まんがクラブ』に入るよう勧められ,夢中になって漫画を描くようになる。そして,ついに,高校のとき,賞を取ることができ,自分の漫画が書店に並ぶように。

 このまま順風満帆にいくかに思えたが,二作目は出版社も本にはしてくれない。あきらめかける気持ちも心の中に出てくる。

 しかし,3日間悩み抜いた末,ちばさんは決める。「やはりぼくには漫画しかない。」と・・・。

 授業では,幼少期から続く,ちばさんの漫画に対する強い気持ちをしっかりと考えました。その上で,賞を取った後の,うまくいかない自分への腹立たしさや苦しさに共感的に寄り添いました。そして,それでもちばさんが悩み抜いた末にどうして漫画家への道に進むことを決めたのか,その理由について考えました。

 子どもからは,「漫画は自分の本当に好きな事だから」,「自分に合うのは漫画だから」「苦しいことがあっても諦めたくないから」「一人でも多くの人に読んでもらいたいから」など,様々な視点の考えが出ました。

 授業の終わりには,ちばさんの学習を基に,自分の得意な事や気になるところについて振り返りました。子どもたちが,ちばさんの学習を基に,少しでも,自分自身の個性について考えられたらと思います。


【本校の研究推進】 2018-11-12 18:43 up!

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