広島市立楽々園小学校

道徳6年生 「その思いを受け継いで」

 道徳の授業で「その思いを受け継いで」という授業をしました。概要は以下の通りです。

 小さい頃からおじいちゃんにとってもかわいがってもらっている大地。そんなおじいちゃんが,重い病気にかかり,あと3ヶ月の命との宣告を受ける。ショックを受けた大地は,現実をなかなか受け入れられずにいたが,残りの時間,おじいちゃんが少しでも楽しくいられるように,毎日お見舞いに行き,楽しい時間を過ごすようにした。
 
 しかし,おじいちゃんは徐々に弱っていき,とうとう天国へと旅立ってしまう。すると,おじいちゃんが使っていた枕の下から,しわくちゃの,のし袋が出てきた。そこには,まだずっと先の,大地の誕生日へのお祝いのメッセージが入っていた。

 授業では,最初に,子どもたち一人一人が「家族とはどんな存在?」ということについて考えました。その後,教材を通して,大地のおじいちゃんに寄り添う気持ちや,おじいちゃんの大地に対する愛情などを考え,深めていき,最後に,改めて「家族とはどんな存在?」ということについて考えました。

 授業の最初では,「大切な存在」や「信頼できる存在」など,漠然としていた家族観が,授業を終えた後のワークシートでは,「ぼくにとっては今いなくなっては困る存在」や,「家族の誰かがいつどうなるかも分からないから一日一日を大切に生きたい」など,思いが深まった様子が見られました。

 この授業で,「家族」についての見方を深めることができたらいいな,と思います。


【本校の研究推進】 2018-05-31 22:28 up!

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